アマチュア無線関連ページ

はじめに

 私とアマチュア無線の付き合いは、社会人になってからの事です。会社の先輩が、当時無線をやっていて薦められたのが最初でした。試験は、当時で言う「電話級アマチェア無線技士」の試験を受験し、何とか合格しました。合格と同時に無線局の開局申請を行い、昭和51年の4月に、初めて「アマチュア無線局長」になりました。最初は、車でのドライブ用に車載用の無線機を購入し、専ら車の中からの運用で始まりました。
 あれから、20年以上に渡って、続けて(内6年程は、ほとんど電波を出さない時期もありましたが)きて、良く続いたものだと思っています。とは言っても、諸先輩の中には、40年、50年と続けておられる方もたくさんいらっしゃり、私ごときが言える事では無いのですが、「継続はチカラなり」1つの事を長年に渡り続けて行けるのは、それだけですばらしい事だと思います。
 これからも気長に、そして、前向きにやって行こうと思っています。できれば、第1級アマチュア無線技士の資格も目標の1つにしたいと思っています。

 ここでは、「アマチュア無線て何?」と言う方や、アマチュア無線の初心者の方、また、最近はやっていないと言う元(?)アマチュア無線家の方を対象に、私自身が、説明してきた内容を中心に、最近の状況等も含めて、書いて行きたいと思います。誤った事を言ってきた可能性も有り、OM各局には、ご意見を伺いたいと思います。
 尚、あなたは、このページにアクセス頂いた人目の方です。


目   次

  1. 最近のHAM事情(H10.8.1更新)
  2. HAMって暗く無いですか?
  3. 無線局数とアマチュア無線従事者数(H18.7.10更新)
  4. どこまで飛ぶの?
  5. どんな話をするの?
  6. コールサインてなに?
    ※JAのコールサインも再割当の対象に!(H13.1.1更新)
  7. カード交換について
  8. 訳の分からない事を言ってますが何ですか?
  9. 電波法、無線従事者規則の改定(平成8年4月、平成9年4月)
  10. 道路交通法の改正(平成11年5月公布、平成11年11月施行)
    携帯電話等の走行中の使用禁止などで、アマチュア無線のモービル運用も影響。(H11.7.16更新)
  11. 私も無線局長です
  12. HAM関連のリンク(H10.8.16更新)
  13. 無線機メーカへのリンク(H11.7.16更新)
  14. ご意見をお寄せ下さい

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【最近のHAM事情】

 アマチュア無線は、その昔「King of Hobby −趣味の王様−」と呼ばれていたそうですが、関係者の普及活動や無線技術の進展で、手軽に電波を出す事が出来るようになったのに対応して、トラブルも急増しました。
 トラブルの内容としては、不法電波の発生や、故意の嫌がらせ等が日常茶飯事のように発生するようになってしまい、とても「趣味の王様」などとは言えない状況にありました。
 特に、小型のアンテナで運用できるVHFやUHF帯では、チャンネルを長時間占有して交信するケース(さながら、電話のようなので「電話ごっこ」なんて言ってました)や、車での運用が多くなり、チャンネル争奪戦や混信によるトラブルが良く聞こえてきました。ところが、ここ数年の傾向としては、これらの混雑バンド内もだいぶ静かになってきたのです。
 JARLの会員数の減少からも、アマチュア無線家の数が減少している事が容易に想像でき、その要因としては、免許不要で安価な、極小省電力無線の出現や、ここ2年程の急激な携帯電話やPHSの普及で、高価な無線機を購入してまで「電話ごっこ」をする必要が無くなった事もあると思います。
 この減少傾向を嘆く見方も少なくはないと思いますが、アマチュア無線を愛する人間にとっては、新たな可能性を見出す事ができる、良い機会でないかと思います。一時の混雑や、トラブルの状況を嫌い、離れていったOMさんも多いと思いますが、昔使っていたコールサインも、旧コールサインの復活制度で再使用できる可能性もありますし、フォーンパッチ(HAMと公衆網との接続)も許可されるようになりました。 新たな発見のため、再開して見ては如何でしょう。 

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【HAMって暗く無いですか?】

 アマチュア無線は、多少マニアックな趣味である事と、部屋に閉じこもって、夜な夜な無線機に向かっていると言うイメージが有るのでしょうか。良く「暗い」と言われますが、結構明るく(?)色々な形での野外運用が盛んに行われてます。アウトドア派の方も楽しむ事が出来ます。

@
ARDF(Amateur Radio Direction Finding)は、無線機を使って、隠された5台の無線送信機を決められた時間内で探す、オリエンテーリングの無線版の様なもので、全日本の競技大会はもとより、世界選手権まであります。
A
アマチュア無線のシーズンは、春から秋の暖かい時(太陽の活動により、電離層が変化する)で、高い山の山頂で運用したり、登山をやる人が山頂から運用したりします。
B
8月に行われるコンテスト(アマチュア無線連盟主催)は、野外運用が前提になるコンテストで、多くのアマチュア無線の個人局やクラブ局が、日本全国に移動して参加します。

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【無線局数とアマチュア無線従事者数】

 平成8年から平成17年までの無線局数とアマチュア無線従事者数の推移は、次の通りです。
無線局数とアマチュア無線従事者数の推移
資格等平成8年平成9年平成10年平成11年平成12年
第1級アマチュア
無線技士
18,73520,24120,99521,64422,115
第2級アマチュア
無線技士
69,59870,81971,51772,06172,383
第3級アマチュア
無線技士
140,043142,407144,113145,567146,455
第4級アマチュア
無線技士
2,733,3512,779,2922,812,7112,842,8772,863,163
 
資格等平成13年平成14年平成15年平成16年平成17年
第1級アマチュア
無線技士
22,35322,59422,81723,05023,697
第2級アマチュア
無線技士
72,62172,85473,08873,28173,705
第3級アマチュア
無線技士
147,169147,923148,722149,404156,415
第4級アマチュア
無線技士
2,879,3142,894,5222,909,1622,924,0652,938,927
JARL NEWS(2001 SEP./NOV.,2006 SUMMER)より
※平成5〜17年のアマチュア無線従事者数の推移グラフを表示します。


平成18年3月末現在のアマチュア無線局数

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【どこまで飛ぶの?】

 電波の飛び方は、安定したものとは言えず、使用する無線機の性能(特に相手局の受信感度の良さ)や出力パワー、運用場所、使用する周波数、使用するアンテナの種類(指向性の有無や形状、エレメント数等)等、色々な条件で変化します。また、混雑(パイルアップと言います)時には、チョットしたテクニックも大きなポイントになります。アマチュア無線は、異常伝搬(普通は、TVやラジオ放送に悪影響を及ぼすため嫌われものですが!)を楽しむ趣味とも言えそうです。
 今回は、この異常伝搬も含めて、波長の短いVHF・UHF帯での電波の伝わり方を中心にまとめてみました。

V・UHF電波の伝わり方
項  目概      要
通常の伝搬宇宙空間のように何も無い所と、地上では電波の飛び方も大きく異なります。地球上は、平面ではなく半径約6,370kmの球面上にあります。このため、電波が届く範囲は、見通せる範囲になります。また、地上では、建物や山などの障害物や、空気の密度にも影響され、電波は色々な方向に飛んで行きます。しかし、基本的には見通し距離が電波の届く範囲と言うのが普通です。
Es伝搬異常伝搬の一つで、スポラディックE層(通常、Eスポと呼びます)と言うのがあります。電離層のE層近く、地上100Km(あまり関係はありませんが、スペースシャトルは、280km上空を回ります)あたりに時折現れるもので、電子密度の濃い電離域で、通常は突き抜けてしまうVHFの電波を反射します。この反射で思いもよらない所まで飛んで行く訳です。出現時期が予測できないためSporadicと言われ、5〜7月頃に多く現れます。更に、F層反射のケースでは距離が延びてきます。ちなみに、私も50Mhz帯で、北海道や九州、沖縄まで交信ができました。
回  析電波の通り道に山や建物などの障害物がある場合、それらの縁によって回折(かいせつ)をする事で電波が先まで伝わることがあります。
都市内伝搬建物が多い地域では、相手局を直接見通すことができない場合が多く、交信には苦労します。しかし、建物の反射により見通せない相手局と交信できる事も有ります。
逆転層と
ラジオダクト
通常、大気の温度は地上から高空へ向けて、少しずつ下がって行きます。所が地上から下がり始めた温度が、途中でまた高くなり屈折率の勾配が変わる事が有ります。これを逆転層と言い、地上から浅い角度できた電波はここで曲げられて、再び地上に戻り、遠方まで届きます。更に、地上で反射しこれを繰り返すと遠方まで飛んで行きます。このような状態を地上型ラジオダクトと呼んでいます。また、これと似たような形で、屈折する層がもう一つ下の方にあると二つの層に挟まれた電波は上下で屈折を繰り返して遠方まで届きます。これが、一般的なラジオダクトです。
JARL NEWS(1997 OCT.)より

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【どんな話をするの?】

 アマチュア無線について話しをする時に、最初か2番目に質問される事が「知らない人と何を話すんですか?」です。確かに、初対面の人と話す話題は余りありません。しかし、同じ趣味を持つ仲間(?)ですから、まずは無線の話から始まります。自分の自己紹介(名前とか住所とかです)から始まって、自局の無線設備、QRVしているバンド等です。
 こんな事から始まる会話は、これだけで終わってしまう事も多いのですが、場合によっては、1時間も2時間も話す事があります。これは、アマチュア無線の会話に限らず、普通の会話の中でも、初対面から意気投合してしまう事は無いでしょうか。勿論、2度3度と交信が重なれば話題も広がってきます。
 無線の会話で、時々感動する事もあります。障害を持つ方との会話では、聴き取り難いケースもあるのですが、私などが普通にやっている交信も、大変なご苦労をしながら交信している事が伺われる事も多いのです。また、QSLカードを足で書いています」などと言う話を聞くと、驚いたり、関心したりで、良い出会いをする事も有ります。

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【カード交換について】

 アマチュア無線では、交信証として「QSLカード」を交換します。QSLカードには、自局と相手局のコールサイン、交信時間、交信周波数、モード、受信信号強度等の情報を書いて、相手局宛てに送ります。以上のようなデータが書かれていれば、特に決まったフォーマットは有りません。各局が工夫を凝らした自局だけのカードを作っており、奇麗な写真を使ったものや、自局の設備や局長自身の写真を印刷したりしたものがあります。
 私の場合は、既製のカードにコールサインやQTHを印刷したものなので、工夫も何もないのですがQSLカードとしては充分に機能します。QSLカードの交換は、個人的に郵送することもできますが、海外や国内局宛ての多量なカードを送るのは不可能に近いと状況です。そこで、JARLビューローがまとめて、各会員宛てに配送するサービスを行っており、運用している局のほとんどは、JARLにまとめて送っています。
 交信によって得たQSLカードは、色々な賞(アワード)を得るために使用できます。例えば、交信した「市:CITY」の数を競うもので、100市交信賞(JCC−100)、200市交信賞(JCC−200)のようなものです。他にも交信した郡の数、日本の全エリアとの交信賞など多くのアワードが発行されています。勿論、世界的なアワードも多数発行されています。
 これらのアワードを一つの目標に頑張る無線局も多数あり、アワードハンターと呼んでいます。

従来から使用しているカードです。長野オリンピックの記念カードです。

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【訳の分からない事を言ってますが何ですか?】

【欧文・和文通話表】
 無線の交信を聞いた事のある人、あるいは始めたばかりの人は、「何を言ってるのか判らない」と感じた方も多いと思います。これは、コールサイン等、欧文を伝える時に、次の欧文通話表(国内の通信に限らず使用できます。)に基づき伝えており、内容を判らなくする1つの要因ではないでしょうか。これが頭に無く聞いていると何を言っているのか判らない事になります。
 例えば、私のコールサイン「JJ1CPE」を伝える時は、「JULIETT、JULIETT、ONE(1)、CHARLIE、PAPA、ECHO」となります。ただし、これで無くてはダメと言う訳ではなく、実際には色々な言い方をしています。例えば、JULIETTは、JAPANだったり、ECHOはENGLANDだったりします。また、名前など和文は和文通話表を使い、「佐藤」であれば「桜のサ、東京のト、上野のウ」のように使います。
このへんを理解して聞けば、何て言う事は無い訳です。
欧文通話表
A−ALFAJ−JULIETTS−SIERRA
B−BRAVOK−KILOT−TANGO
C−CHARLIEL−LIMAU−UNIFORM
D−DELTAM−MIKEV−VICTOR
E−ECHON−NOVEMBERW−WHISKEY
F−FOXTROTO−OSCARX−X・RAY
G−GOLFP−PAPAY−YANKEE
H−HOTELQ−QUEBECZ−ZULU
I−INDIAR−ROMEO 

和文通話表
ア−朝日のアツ−つるかめのツモ−もみじのモ
イ−いろはのイテ−手紙のテヤ−大和のヤ
ウ−上野のウト−東京のトユ−弓矢のユ
エ−英語のエナ−名古屋のナヨ−吉野のヨ
オ−大阪のオニ−日本のニラ−ラジオのラ
カ−為替のカヌ−沼津のヌリ−りんごのリ
キ−切手のキネ−ねずみのネル−るすいのル
ク−クラブのクノ−野原のノレ−レンゲのレ
ケ−景色にケハ−はがきのハロ−ローマのロ
コ−子供のコヒ−飛行機のヒワ−わらびのワ
サ−桜のサフ−富士山のフヰ−ゐどのヰ
シ−新聞のシへ−平和のへヱ−かぎのあるヱ
ス−すずめのスホ−保険のホヲ−尾張のヲ
セ−世界のセマ−マッチのマン−おしまいのン
ソ−そろばんのソミ−三笠のミ゛−濁点
タ−煙草のタム−無線のム゜−半濁点
チ−ちどりのチメ−明治のメ 

【略符号とQ符号】
 次に略符号とQ符号ですが、特に使わなくてはダメと言う訳ではありませんが、慣例として良く使われるものが有りますので、下記に示します。
略符号
CQ略符号では無いのですが、不特定多数の局を呼び出す時に、「CQ、CQ、CQこちらはJJ1CPEです。どなたか入感ありますか?」のように使います。また、相手の地域を指定しての呼び出しでは「CQ JA6、こちらは・・・・」とすれば、九州の局を呼び出す事になり、この時は、九州以外の局が呼び出してはなりません。
DXDistance(距離):遠い場所の事を言うのですが、使い方としては、HF帯の周波数では、海外の局の事を指して言うようです。ちなみに、海外局を中心に狙っている人をDX’erなどと言います。
Local近距離、近い所の意味で使います。「ローカルですので、宜しくお願いします」やお馴染みさんを呼び出す時に「CQローカル」のような使い方をします。
FBFine business、「素晴らしい」と言う意味で使います。また、逆の意味でBFと言う事もありますが、こちらは、日本国内でのみ通用します。
YLYoung lady 娘さんの意味ですが、無線ですから声だけなので、女性は全てYLさんになります。
XYLex.YL(XYL)もと娘さんすなわち奥さんの事です。OM局が「家のエックス(X)が・・・・」と言ったりします。
OMOld man、先輩の意味で使いますが、XYLさんが「家(うち)のOM」と言った時は、ご主人のことを指しています。もっと拡大して、YLの逆の意味で、男性を指して言う時もあります。
WXWeather、天候。「こちらのWXは、・・・・です。」のように言います。
73Best regards、最大の敬意を示す言葉。
88Lave and kisses、YLに対して最大の敬意を示す言葉。

Q符号
QRA名前の意味で使われます。「QRAは、佐藤です」と言った使い方をします。
QRM混信がある事をいいますが、交信中に後ろでの雑音(騒がしい状況)がある時にも使用します。
QRP省電力で運用する時に、「QRP運用しています」と言った使い方をします。
QRV「用意ができている」と言う意味で使います。自局が交信可能な周波数帯を伝える時に、「50MHZ〜1200MHZまでQRVしています。」のように使います。
QRZ?誰かこちらを呼んでいますか?誰かが自分を呼んでいるようだけど相手のコールサインが確認できていないような時に「QRZ?こちらは、JJ1CPEです。どうぞ。」のように使います。
QSP無料で・・・へ中継してください。
〜に伝言して下さい。とお願いする時に、「〜にQSP願います」のように使います。
QSY「移動する」と言う意味で使います。例えば、混信が多い時に、「QRMが多いので別のチャンネル(別のバンド)にQSYしましょう」のように使います。また、運用場所の移動を伝える時にも使います。
QTH位置を聞いたり伝えたりする時に使います。一般には、住所を示したり、運用場所を言います。例えば、「私のQTHは、横浜市南区です。」のように使います。

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【電波法、無線従事者規則の改定(平成8年4月、平成9年4月)】

【第1、2級アマチュア無線の国家試験】
 平成8年4月1日から、第1級アマチュア無線技士の電気通信術(モールス信号)の試験は、「和文」が無くなり「欧文普通語」の試験になりました。
 また、従来、年2回(4月、10月)の第1、2級アマチュア無線の国家試験が、年3回(4月、8月、12月)になりました。

【各資格別の出力可能電力】
資   格出力電力及び操作範囲
第1級アマチュア無線技士アマチュア無線局の無線設備
(制限無し)
第2級アマチュア無線技士アマチュア無線局の空中線電力200W以下の無線設備
第3級アマチュア無線技士アマチュア無線局の空中線電力50W以下の無線設備で18MHz以上または8MHz以下の周波数の電波を使用するもの
第4級アマチュア無線技士アマチュア無線局の無線設備で次に掲げるもの。
@空中線電力10W以下の無線設備で21MHz以上から30MHzまで又は8MHz以下の周波数の電波を使用するもの
A空中線電力20W以下の無線設備で30MHzを超える周波数の電波を使用するもの


【新しい制度や運用形態】
ゲストオペレータ制度は、訪問先のアマチュア局で、訪問者の資格の範囲内で運用できるようになりました。ただし、第4級アマチュア無線技士が開局する無線局では、訪問者が第3級以上の資格であっても、この無線局に免許されている範囲内でしか運用できません。この例では、CWや10MHz、14MHzの運用はできません。また、運用する時のコールサインは、ホスト局のコールサインを使用し、ゲスト運用である事が判るように、ゲスト局のコールサインまたは名前を送出します。
旧コールサインの復活は、免許切れから6ケ月以上たっても、コールサインが空いていれば、そのコールサインを復活できます。1,2,3エリアで復活を希望する方は、「空きコールサイン照会センター」へ電話し、空き状況の確認ができます。
  TEL:03−5395−0992(平日の10:00から17:30)
フォーンパッチ(H10年5月20日に許可)は、アマチュア無線と公衆網との接続を可能にしたもので、次のような接続形態が可能になり、多彩で高度な通信の可能性を広げました。
     ● 無線−無線−公衆網−電話
     ● 無線−無線−パソコン−公衆網−インターネット
     ● 無線−無線−公衆網−無線−無線


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【道路交通法の改正について(5月10日公布、11月1日施行】

 さる平成11年5月10日に道路交通法が改正され、携帯電話等の走行中の使用が禁止される事になりました。私達ハム仲間の影響も発生するため、ここで取り上げてみました。(JARL NEWS(1999 JUL.)より

携帯電話等の走行中の使用禁止は、「停止している時を除いて、携帯電話等の無線通話装置を通話のために使用してはならない」と言うものです。この場合いの「無線通話装置」とは、「その全部又は一部を手で保持しなければ送信及び受信のいずれも行う事ができないもの」であり、携帯電話はもちろん、送信と受信のいずれも手で持って行うハンディートランシーバなどがこれに当たります。
画像表示装置の注視の禁止は、「走行中に、カーナビ装置等の画像表示装置に表示された画像を注視してはいけない」と言うものであり、この場合の「画像表示装置」とは、カーナビやカーテレビだけで無く、最近の無線機に多く用いられている周波数やSWR、ALT、RSなどの情報を表示する液晶ディスプレイ装置も含まれます。したがって、走行中に周波数変更、アンテナのチューニングなどを行う際に、無線機の液晶ディスプレイ表示を見続けたり、パケット通信によるデータの送受信や携帯電話の文字情報を読むために、表示を見続ける行為は違反になります。
対応、対策としては、走行中に携帯電話や無線機を使用する場合は、ハンズフリー装置やモービル用マイクを使用するなどして、モービルハムライフを楽しみましょう。
罰則及び行政処分としては、この違反行為の結果、道路における交通の危険を生じさせた者には、罰則(三月以下の懲役又は5万円以下の罰金)が適用されます。行政処分の付加点数は2点、反則金は普通車で9千円になる見通しだそうです。なお、この規定は、平成11年11月1日から施行される見込みだそうです。


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